グロービッシュとは何?ルールや例文、デメリット

グロービッシュとは何か?

グロービッシュロゴ

「グロービッシュ」というものをご存じでしょうか。 グロービッシュ(Globish)は英語の一種でglobalとEnglishを合わせた造語です。 ただし従来の英語と違うのは、不必要に高度な文法や難解で抽象的な表現を排し シンプルなコミュニケーション・ツールです。

グロービッシュはネイティブじゃない人でもコミュニケーションが取れるように考えられたルールです。例えばankle(伯父さん)という単語を 知らなくてもfather's brother(父の兄弟)という単語がわかれば意味は通じます。

グロービッシュの考え方は当サイトの"楽しく、効率よく英語を学ぶ"というコンセプトにピッタリ合います。グロービッシュの考え方をマスターして 楽しく英会話を学びましょう。

まずここではグロービッシュの成り立ちなどを紹介します

ジャン・ポール・ネリエール

外国人とコミュニケーション

1989年、世界で最初にこのグロービッシュを提唱したのはフランス人の ジャン・ポール・ネリエール氏という人物です。

当時、ネリエール氏はIBM社に勤務していました。 国際マーケティングを専門としていた彼は、出張で日本に来る機会がありました。 ネリエール氏もフランス人ですから、英語を母国語として育った人間ではありません。 日本滞在中も彼はもちろん、いろいろな国の人と一緒に仕事をしていました。

その時、気が付いたことがあります。 それは、アメリカ人などネイティブ・スピーカーの社員と話をする時よりも 日本人や他のアジアの人など非ネイティブの社員や顧客とネリエール氏とで話す、 つまり非ネイティブ同士で話す時の方がずっとスムーズにコミュニケーションが取れるということです。 双方とも完璧な英語ではないにもかかわらず、です。 この日本滞在時の経験がきっかけで、ネリエール氏はグロービッシュという構想を立ち上げていきました。

グロービッシュは、「誰でも学校で習う最低限の文法」と「使う機会の多い単語1500語」から成り立っています。グロービッシュは英語ではありますが、むしろ英語圏以外で育った人たちが国際ビジネスの世界でやっていくための共通語といった位置づけです。

学者や学校の先生を目指している人でもない限り、ハイレベルな完璧な英語を話す必要はありません。 どこの国の出身者であっても、ビジネスの現場で負担を感じることなく必要なことを相手に伝えられるコミュニケーション・ツール、それがグロービッシュです。

グロービッシュルール

国際ビジネスの現場で世界共通語として発展しつつあるシンプルな英語「グロービッシュ」。今回はその具体的なルールについて説明していきましょう。

グロービッシュはビジネスの世界で大いに役立つコミュニケーション・ツールなので ネイティブスピーカーの前でも堂々と使いましょう。

使用頻度の高い単語1500語とその派生形だけを使う

難解な単語は使わないというのがグロービッシュの一番の特徴です。 この1500語というのはそれこそ日本人が中学・高校で習ったような見覚えのある基本的な英単語ばかりで、オバマさんがスピーチで用いるような難しい単語はありません。

派生形というのは例えば、基本の単語に im-, un-, de-(いずれも否定や非○○、を表す) re-(再放送、再構築など再○○を表す) -able(~できる) などを付けて使うことです。 ちなみに業界の専門用語のような英単語は、自分と相手、その場にいる人たちが理解していれば使ってもOKです。

文法も中学・高校レベルのシンプルな文法のみ使う

学生

まずできるだけ能動態で話します。受動態でもいいのですが 能動態の方がストレートで、非英語圏の人が聞いて分かりやすいからです。 時制についても、グロービッシュを学び始めの人は まず現在・過去・未来・進行形だけとします。

一つの文章は短めにする

長い文章は当然難しくなります。また、ただでさえ日本人にとって英語と日本語では単語の並ぶ順番がいちじるしく違うので、理解に時間がかかります。 whichやthatなどの関係代名詞は(使ってもよいが)あまりたくさん使いすぎないように。一つの文章は目安としてだいたい15単語以内で作ります。 長い一文よりは短い二文で表現するように心がけましょう。

ネイティブと全く同じ発音でなくてもよい

英語には、日本語に存在しない音が母音・子音ともに多いです。 そのために苦戦している日本人学習者もたくさんいることでしょう。 きれいに話そうと気にしすぎないで下さい。 ビジネスの現場では用件が確実に伝わればいいのです。 ネイティブスピーカーと同じでなくても「強く読む箇所」に気をつけて発音すると、結構通じます。例えばreservation (予約)なら vaの部分です。

ジョーク等は使わない

悪気はないかもしれませんが、ジョーク等は各国の文化や習慣にまつわるものが多いので相手によっては分かりにくく感じます。

グロービッシュの例文

勉強するイラスト

ベーシックな文法と基本的な単語1500個で、非英語圏の人間でも 国際ビジネスの現場で言いたいことを表現できる「グロービッシュ」。 今回は、具体的にグロービッシュを使った例文をいくつかご紹介していきたいと思います。

例文1

A guest whom we didn't expect came here today.

(今日、予想していなかったお客さんが来た。)

上の例文は、もっとシンプルに表現することができます。まず、この文がちょっとばかりややこしくなっている原因は関係代名詞whomですね。グロービッシュでは関係代名詞はできる限り使わない方向で考えていきましょう。

An unexpected guest came here today.

un-, dis-, im- (いずれも"○○ない"という反対のことを表す) ex-(元○○、ex-employeeなら元従業員) といった接頭辞は大いに活用しましょう。

または We had an unexpected guest today. でもいいですね。 英語に直す時は「来た」という日本語にこだわりすぎる必要はありません。

例文2

The work will be done by him.

(その仕事は彼によって行われる) 英語コミュニケーション

上の例文だと受動態ですが、おそらく能動態で表現する方が 多くの日本人には一発で頭に入ってきやすいと思われます。

He will do the work.

これで回りくどくない表現になります。

例文3

ハイフンでつなげる、これもどんどん活用しましょう。文章を短くできます。 例えばwell-known, soon-to-be, -speaking などです。

These are well-known signs of influenza.

(これらの症状は、一般人でも知っているインフルエンザの症状です。)

She is my soon-to-be wife.

(彼女は、僕がもうすぐ結婚する女性です。)
(僕と彼女は、近々 結婚します。)

We have 5 English-speaking staff.

(こちらには英語の話せる職員が5人います。)

日本人に教えたことのあるネイティブ英語講師からよく「難しく考えすぎる人が多い」という声が聞かれます。上記のようなちょっとした工夫で、短くシンプルな表現を心がけましょう。

グロービッシュの弱点

グロービッシュ

最近ビジネスマンを中心に注目されてきている英語、「グロービッシュ」。 ベーシックなものに絞った英文法と英単語だけでコミュニケーションをはかろうという 非英語圏出身者のためのツールです。

これまで英語の勉強で何年も苦労、挫折してきた人たちに特に脚光を浴びていますが、 実はグロービッシュには問題点もないわけではありません。

ここではグロービッシュの弱点についてです。

ネイティブにはちょっと?!

ネイティブ

まずアメリカ人、イギリス人などのネイティブ・スピーカーに分かりづらい時があるということです。私たち日本人と他のアジアの人、南米の人、中東の人 などで話す時には グロービッシュは便利でしょう。しかし日本人と英語圏出身者で話す場合、独自に発展した英語であるグロービッシュにネイティブスピーカーはとまどう可能性もないとは言い切れないのです。

グロービッシュは英語初心者の日本人が自分の言いたいことを英語で言えるようになるという点では効果的です。ですが、逆に英語圏の人たちが話していることを100パーセント理解できるかということは別問題です。

グロービッシュはまだ発展途上?

困った管理人

さらに、グロービッシュ自体がまだまだ発展途上の段階であって、いろいろな面で改善の余地があります。グロービッシュは文法やボキャブラリーの面でいくつかルールが定められていますが、発音についてはあまり言及されていません。日本人とあまり仕事をしたことのない人たちというのは、当然ながら「日本人的な英語の発音」を聞き慣れていません。世界の人々と話をする上で、この点は避けて通れない問題です。

基本の1500語に関していえば、人称代名詞の活用が含まれていないという問題があります。mine, myself, ourselves, …などですね。

グロービッシュを選ぶかどうかは、やはりその人の「英語を学ぶ目的」によって分かれます。全てを網羅できるわけではありませんが、初心者がストレスなく、そして効率よく英語の世界に入っていく近道としては、グロービッシュは効果的なツールでしょう。

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当サイトをご覧頂いてる方でグロービッシュに興味がある方なら英語を使わなければいけない機会があるとか英語を使って何か伝えたいという目的のある方が多いかとは思います。

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そもそも使える英語とは何でしょう?海外旅行ならホテルにチェックインできたり、店で欲しい物が伝えられ食事などの注文もできる程度。仕事なら、取引先相手にその職種の用語で会話でき、交渉などができる英語レベルでしょうか。 もし英語が話したい目的がハッキリしているのなら上達に時間はさほどかかりません。

逆に言うと、ただ単に英語が話したいと目的以外の英語を学んで一生使わないような単語や表現を闇雲に暗記していては時間の無駄です。 管理人がおすすめするのはテレビCMでも話題のDMM英会話です。DMM英会話ならあらかじめ目的を講師に伝えて無駄のないレッスンが受けられますし、何より安いのが魅力です。

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